こんにちは、teruです。
今回は、しんめいPさんの著書『自分とか、ないから。』を紹介します。
この本は、「自分探し」に対する考え方をひっくり返す内容で、
東洋哲学をベースに自分の存在意義や悩みから解放される方法を教えてくれます。
自分を探し続けることの無駄を痛感させられる一冊です。
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著者について
しんめいPさんは、東京大学を卒業した後、有名なIT企業で働いていましたが、
資本主義社会での働き方に違和感を持ち、会社を辞めました。
その後、鹿児島の離島で生活したり、お笑い芸人に挑戦したり、さまざまな経験を重ね、
最終的に32歳で無職となり、離婚も経験しました。
無職の時、実家の布団の中で虚無感に直面しながら、東洋哲学に興味を持ち始めました。
そんなしんめいPさんは、
ブッダや老子、荘子、親鸞、空海などの思想をわかりやすく、時にはコミカルに解説する本
を出版しました。
この本では、複雑な哲学の考えを日常生活に活かせるように、簡単に説明しています。
しんめいPさんのユーモアあふれる解説が魅力です。
① 本当の自分って何?
冒頭でしんめいPさんが投げかける問い、「本当の自分とは何か?」。
多くの人が一度は自分探しの旅に出たり、
自己啓発本を読み漁った経験があるのではないでしょうか。
しかし、この本では「本当の自分」なんてものは存在せず、むしろ探す行為が無意味だと断言します。
中二病を経験したことがある人なら、虚無感と向き合う苦しみを知っているかもしれませんが、
この本はそれに対して明確な答えを提示してくれます。
② 東洋哲学の教え:無我と虚無感
まず登場するのは、東洋哲学の偉大な思想家、ブッダ。
そもそも東洋哲学とは自分が楽になるための哲学です。
彼は「無我(ムガ)」という教えを説きます。
無我とは、自己というものが存在しないという考え方です。
世界は全部繋がっていて「これが自分」と言えるものなんてないという考え方です。
ブッダのエピソードを通じて、
すべてが変わりゆく世界に「変わらない自分」
を作り上げようとすることが、虚無感の原因だと解き明かします。
例えば、自分を石の堤防に例え、変化する川を止めようとする行為こそが苦しみを生むとしています。
つまり、変わり続ける世界を受け入れることで、悩みが解消されるという哲学です。
③ 全てはフィクション?龍樹の「空(くう)」理論
次に登場するのは、ブッダの後継者である龍樹(リュウジュ)。
別名「インドの論破王」といわれている人です。
彼が唱える「空(くう)」の哲学は、この世のすべてがフィクションであると教えます。
言葉によって生み出された幻が、私たちを悩ませているという考え方です。
例として、「自分は悪い人間だ」と悩む人も、「悪い」という概念自体がフィクションであり、本質的には存在しないという視点を与えてくれます。
この視点を持つことで、悩みが消え去るのです。
非常に難しい考え方ですが、本書では分かりやすく説明されています。
詳しい内容は本書で確認してみてください。
まとめ:悩むこと自体が無意味
この本を通して学べるのは、悩みというのはフィクションであり、それ自体が存在しないということ。
特に、自己の存在や悩みの原因に対して深く考えすぎることは逆効果であると説きます。
悩み解消法として私が提案するのは「悩む時間を決める」
という方法です。
1日30分だけ悩む時間を作り、それ以外の時間は悩まないと決める。
このシンプルな方法がポジティブな変化をもたらします。
もし、あなたが「自分とは何か?」と悩んでいるなら、この本を読んでみてください。
東洋哲学の深い教えを取り入れることで、悩みから解放される一歩を踏み出せるかもしれません。
最後に本書の基本情報をまとめておきます。
・タイトル:自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学
・著者:しんめいP
・出版社:サンクチュアリ出版
・発売日:2024/4/23
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