こんにちは、teruです。
近年、都市化による人口減少や地方都市の過疎化によって駅の無人化が進んでいます。
そもそも無人駅とは、駅員が常駐していない鉄道駅のことで、駅員無配置駅とも呼ばれます。
そんな無人駅ですが「現在、日本の駅のおよそ50%が無人駅である」という現状をご存じでしょうか?
特に地方や過疎地で無人駅化が進んでおり、年々その数は5%ほど増加しています。
無人駅の導入が進む理由には、主に運営コストの削減や運営効率の向上にありますが、デジタル化の進展も無人駅の利便性を高めています。
無人駅化は私たちの社会にとって良い影響をもたらすのでしょうか。
今回の記事では、無人駅のメリットについて、私自身の経験を交えてわかりやすく解説します。
今回の記事は次のような人におすすめ!
・無人駅のメリットについて知りたい
・無人駅の新たな開発を考えたい
・駅の知識を深めたい
無人駅のデメリットについて気になる方は以下のリンクをクリックして読んでみてください。
大学院生の視点から考える無人駅のデメリット:安全性や利便性の観点から見た課題とは?
それでは、どうぞ!
コストの大幅な削減
無人駅の最大のメリットは、「運営コストの大幅な削減」です。
駅員を配置しないため、人件費を大幅にカットすることができます。
特に、過疎地や利用者の少ない地域では、駅の維持に多くの駅員を配置することが費用的に負担が大きく、無人化が合理的な選択となります。
私が住んでいた地方の小さな町でも、無人駅が導入されたことでコスト削減が実現し、その分を地域の他のインフラに再投資することができました。
例えば、無人駅化によって浮いたコストで、新しい自動券売機が導入されたり、ホームの安全設備が整備されたりすることもあります。これは利用者にとっても非常にありがたい改善です。
私も、かつての最寄り駅が無人化された際に、新しいICカード対応の改札機が導入され、切符を買う手間が省けてとても便利だと感じました。
このようなコスト削減策は、単に鉄道会社の負担軽減にとどまらず、地域全体のインフラ改善に寄与している点が大きなポイントだと感じます。
運営の効率化
無人駅の導入により、「鉄道運営の効率化」が大きく進んでいます。
無人駅では、駅員の代わりに自動券売機やICカードリーダー、改札機などの機械が24時間稼働しており、利用者はいつでも自由に駅を利用できます。
私が利用していた無人駅も、時間に縛られることなく利用できる点が非常に便利でした。
特に、深夜や早朝に駅を使いたい時でも、無人駅なら自動化された設備がしっかりと稼働していて、安心して利用できました。昔では考えられないことです。
また、駅員が対応する必要がないため、利用者は自分のペースで切符を購入したり、ICカードで改札を通過したりできるのも大きなメリットです。
かつて、長い行列に並んで切符を買っていたのが、今ではタッチパネルで簡単に手続きが完了するので、ストレスが大幅に軽減されました。
デジタル化による利便性の向上
「駅のデジタル化」は、若い世代を中心に大きな支持を得ています。
スマートフォンとの連携が進み、デジタルチケットでの乗車が可能となり、さらにICカードとの互換性も高まっています。
私自身もスマホでのデジタルチケットを初めて使ったときは、その手軽さに驚きました。
特に、時間のないときや急いでいるときでも、切符を買う手間がなくスムーズに乗車できるのは非常に便利です。
最近では「MaaS(マース)」という移動の利便性向上につながる新たなサービスが注目されています。
複数の公共交通を最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービスです。今後無人駅とも何らかのサービスが生まれていくことが予測でき、無人駅の利便性はより柔軟性をもちながら向上していくと思われます。
「MaaS (マース」)については、以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
新たな移動サービスMaaS(Mobility as a Service)とは何か?その目的と影響、導入事例を大学院生が解説!
鉄道の維持・活性化
このように地方の鉄道サービスを維持するためには、無人駅の導入が非常に重要です。
過疎化が進む中で、すべての駅に駅員を配置することが難しくなっていますが、無人駅の導入によって鉄道サービスの存続が可能になるケースもあります。
私が住んでいた地域でも、無人駅がなければ鉄道そのものが廃止されていたかもしれません。
無人駅の導入により、鉄道会社は地方の交通手段を維持しながら、経済的な負担を軽減できているのです。
また、無人駅が増えることで、地方の利用者も利便性の高い鉄道サービスを享受できるようになっています。
これは、地方の活性化にもつながり、将来的には地域全体の発展に貢献すると考えられます。
まとめ
無人駅には、運営コストの削減、運営効率の向上、デジタル化による利便性の向上といった多くのメリットがあります。
特に、利用者が少ない地方や過疎地では、無人駅の導入が鉄道サービスの維持に貢献し、地域全体のインフラ改善や利便性向上にも寄与しています。
私自身も、無人駅の便利さや効率性を実感しており、今後さらに無人駅が増えることで、より多くの人がそのメリットを享受できるでしょう。
無人駅の導入は、鉄道会社にとっても利用者にとっても、合理的かつ未来志向の選択だといえます。
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以上、最後までお読みいただきありがとうございました!