本記事では、パナソニックのハイエンドオーディオブランド「Technics」が2025年1月に発売した新作イヤホン「AZ100」と、いまだに大人気のApple製イヤホン「AirPods Pro(第2世代)」を徹底比較します。
- 音質重視の人
- ノイズキャンセリング(NC)や外音取り込みを重視する人
- Apple製品との連携を重視する人
上記のような観点で選びたい方に向けて、双方を実際に使ってみた率直な感想をまとめました。

どちらを買おうか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
2. ざっくり特徴まとめ
外観 | 装着感 | 音質 | ノイキャン | 外音取り込み | マイク | 連携 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AZ100 | 高級 | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
AirPods Pro(第2世代) | カジュアル | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
Technics AZ100
- 最大の目玉:磁性流体ドライバーを搭載し、細部まで繊細かつクリアな音質を再現
- 再生時間:イヤホン単体で最大10時間(NCオン時)
- デザイン:アルミ素材のケースで高級感◎
- コーデック: SBC/AAC/LDAC/LC3対応(ハイレゾ相当の音源もOK)
- 価格帯:税込3万6,000円前後
AirPods Pro(第2世代)
- ノイズキャンセリング:業界トップクラスの性能
- 外音取り込み:装着していないかのような自然さ
- Apple製品との連携:自動切り替え・「探す」アプリ連携が快適
- 再生時間:イヤホン単体で最大6時間(NCオン時)
- 価格帯:税込3万〜3万8,000円前後(セール時は変動あり)
3. 外観・デザイン
AZ100
項目 | 性能 |
---|---|
ケース材質 | アルミ製 |
カラー | シルバーにゴールドのロゴが刻印された上品デザイン |
イヤホン本体 | 耳に当たる部分はグレー寄りの色合い |
ポイント | レコードプレーヤーなど、クラシックなテクニクスデザインを継承 |

高級オーディオを思わせる質感が魅力です。
AirPods Pro2
項目 | 性能 |
---|---|
ケース材質 | 樹脂(ホワイト) |
イヤホン本体 | ホワイトのステムタイプ |
ポイント | Appleらしいミニマルなデザイン |

カジュアルで親しみやすい印象です。
デザイン総評
- 高級感を求めるならAZ100がおすすめ!
- シンプル&軽量さを重視するならAirPods Pro2がおすすめ!
4. スペック比較

スペックは以下のような違いがあります。
項目 | AZ100 | AirPods Pro2 |
---|---|---|
発売時期 | 2025年1月 | 2022年9月 |
価格(実勢) | 約3万6,000円 | 約3万〜3万8,000円 |
再生時間(単体/ケース込み) | 10時間 / 28時間 | 6時間 / 30時間 |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC, LC3 | SBC, AAC |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
マルチポイント | 最大3台(接続優先度設定可) | Apple製品とのシームレス切替あり |
ワイヤレス充電 | Qi対応 | MagSafe/Qi対応 |
探すアプリ | 非対応 | ケースにスピーカー搭載→探しやすい |
5. 装着感・フィット感
AZ100
項目 | |
---|---|
特徴 | コンチフィット技術で耳のくぼみにしっかりハマる。小型化&軽量化で装着時の圧迫感が少ない |
注意点 | 髪の毛が耳にかかる人は、装着時に巻き込みやすい。髪をかき上げてから付けるとスムーズ |
AirPods Pro2
項目 | |
---|---|
特徴 | おなじみのステム型。耳に差し込むだけでサッとフィットし、髪の毛も巻き込みにくい |
注意点 | 落下しにくい設計だが、人によってはステムが邪魔と感じる場合も。イヤーチップサイズ調整がカギ |
装着感総評
- 装着後のホールド感はAZ100が少し上
- 付け外しのしやすさはAirPods Pro2が優位
6. 音質の違い

ここが最も大きな差を感じるポイントです。
AZ100|磁性流体ドライバーの実力
- 繊細さ: 微妙な音の立ち上がり・余韻まで明瞭に再現
- 音場の広さ: 奥行き感があり、ライブ感や臨場感が強い
- 低音域〜高音域: 全帯域にわたってクリア。ボーカルや楽器が立体的に聴こえる
AirPods Pro2|フラットで聴きやすい
- 全体バランス: ポップスやロックなど多ジャンルに合う
- 高音域: シャリ付きが少なく自然
- 低音域: ドンシャリというほどではないが、ある程度の迫力は出せる
音質総評
- 「とにかく高音質!」を求めるならAZ100が頭1つ抜けている
- 幅広い曲を無難に、長時間疲れにくく聴きたいならAirPods Pro2でも十分
7. ノイズキャンセリング&外音取り込み
ノイズキャンセリング
商品 | 性能 |
---|---|
AZ100 | 車内やカフェなどの雑音はしっかりカット。高い周波数の工事音などはやや残る印象 |
AirPods Pro(第2世代) | 低音から高音まで幅広く抑える。業界トップクラスのNC性能との呼び声 |
外音取り込み
商品 | 性能 |
---|---|
AZ100 | 自然ではあるが、やや取り込み音量が少なめ。会話時は少し聞こえにくい場合も |
AirPods Pro(第2世代) | 「つけてないみたい」と言われるほどナチュラルな取り込み力。補聴器がわりに感じるほど |
NC&外音取り込み総評
- NCと外音取り込みは、AirPods Pro2がやや上
- AZ100も日常使用には十分強力なNCだが、高音ノイズは多少残る
8. マイク性能
商品 | 性能 |
---|---|
AZ100 | 「ボイスフォーカスAI」により話者の声を強調。静かな環境ではクリアだが、騒音下では雑音が少し残る |
AirPods Pro(第2世代) | Appleのノイズリダクションが優秀。比較的どんな環境でも相手に声が伝わりやすい |
マイク総評
- 騒がしい場所での通話が多いならAirPods Pro2のほうがノイズ抑制が効く印象
- 静かなオフィスや自宅なら、AZ100でも十分クリア
9. マルチポイント&連携機能
AZ100|3台同時接続OK
- 同時に3台までペアリング可能
- 専用アプリで接続の優先度も設定できる
- Windows + Androidなど異なるOSを併用する人に便利
AirPods Pro2|Apple製品との自動切り替え
- iPhoneで音楽再生→MacのZoom会議に参加すると自動で切り替え
- 「探す」アプリに対応し、ケース紛失時も位置がわかる
連携機能総評
- AppleユーザーならAirPods Pro2の連携力が圧倒的
- 複数OS環境ならAZ100のマルチポイントが頼もしい
10. 価格&コスパ
商品 | 性能 |
---|---|
AZ100 | 定価3万6,000円前後。音質はハイエンド級、NCや装着感も高水準 |
AirPods Pro(第2世代) | 定価3万9,800円。セールでは3万数千円〜。Apple連携やNCの強さは唯一無二 |
どちらも3万円台中盤という高級イヤホン価格帯に属しますが、AZ100は超高音質、AirPods Pro2はNC・外音取り込み・Apple連携を考慮するとお互い納得の価格帯かもしれません。
11. こんな人におすすめ
Technics AZ100がおすすめな人
- 音質最重視で、ハイレゾ音源や繊細なクラシック・ジャズを最高の音で楽しみたい
- マルチポイント接続をフル活用したい(スマホ + PC + タブレット など)
- アルミ製のケースで高級感あるデザインを求める
AirPods Pro2がおすすめな人
- Apple製品(iPhoneやMacなど)を使っていて、シームレスに切り替えたい
- ノイズキャンセリングや外音取り込みを最重視する
- 「探す」アプリで紛失リスクを下げたい&ケースやチップ類のアクセサリ選択肢を多く楽しみたい
12. まとめ
Technics AZ100とAirPods Pro2は、どちらも3万円台のプレミアムイヤホンです。
購入の決め手は、
商品 | |
---|---|
圧倒的音質を体感したい | AZ100 |
NC・外音取り込み・Apple連携を重視したい | AirPods Pro(第2世代) |

あとは自分の使用シーン(音楽鑑賞重視か、日常使い重視か)や、使っているデバイスに合わせて検討するのがおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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