どうすれば売上は増えるのか?『確率思考の戦略論』【書評・要約①】

※本ページはプロモーションが含まれています。

teru
teru

こんにちは、teruです。

確率思考の戦略論 は、森岡毅さんと今西聖貴さんが執筆した、マーケティングの本質を解き明かす名著です。

本書では、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のV字回復を成功させた戦略を中心に、

「売上を最大化するために必要な考え方」

が詳しく解説されています。

この記事では、「確率思考」とは何か? を掘り下げ、具体的な事例を交えつつ、マーケティングの本質に迫ります。

興味深い5キーワード

  • 「サードプレイス戦略」
  • 「パーソナライズ・レコメンド」
  • 「成功するブランドの方程式」
  • 「マーケティング・コンセプト」
  • 「選ばれる確率を上げる」

Audibleの無料体験はこちら

30日間無料!いつでも解約できます!

著者について|森岡毅(もりおか つよし)とは?

森岡毅さんは、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をV字回復させたマーケター であり、現在は企業のブランド戦略を支援する戦略家・経営者です。

「マーケティングはセンスではなく、論理と戦略で成功する」

この考えのもと、数学や確率論を活用したマーケティング理論を展開。

USJだけでなく、多くの企業の成長戦略を支援しています。

最近では、沖縄に新テーマパーク「ジャングリア沖縄」を手がけ、その独自のマーケティング戦略が注目を集めています。

どのような魅力が詰まっているのか、気になる方はこちらからご覧ください!

森岡毅の経歴

📌 1972年 兵庫県生まれ
📌 神戸大学経営学部を卒業後、P&Gジャパンに入社
📌 P&Gでブランドマネジメントを学び、実績を積む
📌 2010年 USJへ転職し、マーケティング責任者として活躍
📌 「ハリー・ポッターエリア」の成功などによりUSJをV字回復へ導く
📌 2017年にマーケティング戦略会社「刀(かたな)」を設立

森岡毅のおすすめ書籍

📖 『確率思考の戦略論』
→ 数学と確率論を用いたマーケティング理論を、USJ・Netflix・スターバックスの事例とともに解説。

📖 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』
→ USJの復活劇を具体的に紹介しながら、マーケティングの本質を伝える一冊。

📖 『苦しかったときの話をしようか』
→ 自分の「強み」を見つけ、キャリアを切り開くための実践的アドバイスが詰まった一冊。

本書の核となるのは 確率思考 という概念です。

マーケティング戦略を考える際、単なる勘や過去の成功事例に頼るのではなく、

売上が上がる確率が高い施策を選択する という視点が重要になります。

例えば、私が大学のサークルでイベントを企画した際、最初は 「とにかく多くの人に来てもらおう」 と考えていました。

しかし、結果は予想以上に低調。

そこで、ターゲットを 本当に興味を持ちそうな層 に絞り、彼らに響く企画を立て直したところ、参加率が飛躍的に向上しました。

森岡さんも、USJの売上を最大化するために、 どの顧客層に、どのような体験を提供すれば来場の確率が上がるのか? を徹底的に分析。

その結果、

ファミリー層ではなく、若年層や女性グループをターゲットにする戦略

を採用し、大ヒットアトラクションの導入につなげました。

売上は確率の掛け算

この考え方は、あらゆるビジネスに応用できる本質的な戦略です。

本書に登場する メロンパンの悲劇 は、マーケティングの本質を理解するうえで象徴的なエピソードです。

USJ内のある店舗でメロンパンが大ヒットし、大行列が発生。

しかし、行列が長すぎたために他のアトラクションを楽しめない来場者が増え、

結果的に USJ全体の満足度が低下し、リピート率が落ちてしまった という話です。

ここでの教訓は、

「売れる商品を作るだけでは不十分」

ということ。

売上を伸ばすには、個々の商品の成功だけでなく、 顧客体験全体を最適化する視点が不可欠 なのです。

私も以前、地元のカフェで期間限定のスイーツ企画を手伝ったことがあります。

SNSで話題となり、予想以上に多くのお客様が来店。

しかし、提供が追いつかず待ち時間が長くなり、結局「待てずに帰る人」が続出しました。

teru
teru

この経験を通じて、 「人気があること」と「満足度が高いこと」は必ずしも一致しない ことを痛感しました。

売上を最大化するには、顧客の「全体体験」までデザインする必要があるのです。

マーケティングの基本として、 4P(Product, Price, Place, Promotion) があります。

しかし、本書では この枠を超えた戦略的な視点 が示されています。

特に重要なのが、 「売上=来場者数×顧客単価」 というシンプルな数式。

この式に基づいて、 「どこを伸ばせば売上が最大化するのか?」 を確率的に考えることが重要だと説かれています。

  • 来場者数を増やすには?
    → ターゲットを明確化し、魅力的なコンテンツを提供する。
  • 顧客単価を上げるには?
    → 顧客が本当に求める商品・サービスを提供する。

例えば、私自身、ブログ運営において 「記事数を増やせばアクセスが伸びる」 と思っていた時期がありました。

しかし、実際には 「ターゲットを明確にし、彼らが本当に求める情報を発信する」 ことで、アクセス数も収益も向上しました。

マーケティングは

「数の勝負」ではなく、「確率の勝負」

なのです。

本書には、マーケティングだけでなく ビジネス全般に活かせるヒント が詰まっています。

特に、以下の3つはどの業界でも応用可能です。

1. ターゲットを明確にする

万人受けを狙うのではなく、特定のターゲットに刺さる施策を考える。
(例)USJは「家族連れ」ではなく「若年層・女性グループ」にフォーカスし、戦略を転換。

2. 感覚ではなく、データで判断する

「こうすれば売れるはず」ではなく、数値をもとに戦略を決定する。
(例)USJは来場者のデータを分析し、最も利益につながる施策を選択。

3. 「売れる商品」ではなく「顧客体験」を重視する

個々の成功ではなく、全体最適を考えることが重要。
(例)「メロンパンの悲劇」から学べるように、人気があるだけでは不十分。

『確率思考の戦略論』は、単なるマーケティングのノウハウ本ではなく、 「売上を最大化するための思考法」 を学べる一冊です。

特に、


確率思考の重要性
メロンパンの悲劇に学ぶ顧客体験の設計
4P分析を超えた戦略的な視点


といったポイントは、 あらゆるビジネスに応用できる知見 です。

teru
teru

マーケティングに興味がある方、ビジネス戦略を学びたい方に ぜひおすすめしたい一冊 です!

最後に本書の基本情報をまとめておきます。

・タイトル:確率思考の戦略論 どうすれば売上は増えるのか

・著者:森岡 毅

・出版社:ダイヤモンド社

・発売日:2025/1/29

本書の魅力についてさらに深く知りたいと思った方はこちらから。

この記事が役立ったら、ぜひコメントやシェアをお願いします!

次回も役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!

Audibleの無料体験はこちら

30日間無料!いつでも解約できます!

アーカイブ

-おすすめ本